📌 この記事はこんな方におすすめです
- 薄毛が気になり始めた50代の方
- スキンヘッドにしようか迷っている方
- 周りの反応が怖くて踏み出せない方
結論から言う。
スキンヘッドにして、薄毛を気にする時間がかなり減った。
髪の毛が増えたわけではない。見た目が劇的に変わったわけでもない。ただ、毎朝鏡の前で「どう見えるか」を考える時間が、ほぼなくなった。それだけで、朝が少し楽になった。
薄毛が気になり始めたのは、30代の終わり頃だった
鏡を見る。「あれ?」次の日も見る。「まあ、こんなもんか」そして何年か経つ。「……やっぱり減ってるよな」
そんな感じだった。
50代になっても筋トレは続けている。体はまだ動く。仕事もしている。なのに、鏡に映る自分の頭だけが、少しずつ「自分が思っていた50代」から離れていく。これが、なんとも嫌だった。
同じ年代なのに、髪がふさふさしている同期を見ると「ええなあ」と思う。かなり思う。でも口には出さない。気になるものは、気になる。
一番しんどかったのは「中途半端」だった
正面から鏡を見る。それなりに髪があるように見える。ところが写真を撮ると、てっぺんが薄い。側面には髪がある。てっぺんには少ない。

髪の毛が減ったことより、「どう見えるか」を毎日考えていることに疲れた。これが本音だった。
「鏡を見るたびに気にする」→「髪型を整えようとする」→「でも以前のようにはいかない」。この繰り返しが、じわじわとしんどかった。
ある日、「もう全部なくしたらええんちゃうか」と思った
「全部剃ったらええんちゃうか」
ただ、実際にやるとなると簡単ではない。「似合わなかったらどうする?」「周りはどう思う?」また考える。
そんなとき、職場で言われた。「たかじさん、スキンヘッドにしたらかっこいいんじゃないですか?」最初は笑った。でも、その言葉が妙に残った。
子どもからも「スッキリしていいんじゃない?」と言われた。家族全員が大賛成だったわけではない。「お坊さんみたい」という声もあった。それでも「やってみよう」と思った。
変だったら伸ばせばいい。……もっとも、伸びる場所は限られているのだが。
最初の一刃は、少し緊張した
ラムダッシュを手に取った。もともとはひげを剃るための電気シェーバーだ。スキンヘッド専用として作られたものではない。ただ、普段使っているものをそのまま使ってみることにした。
頭に当てる。「これ、ほんまに大丈夫か?」少し緊張する。
そして全部剃り終わって、鏡を見る。「あれ?」思っていたほど悪くない。むしろスッキリしている。それまで気にしていた「てっぺんだけ薄い」という状態がなくなった。隠す必要も、見せ方を考える必要もない。全部見せる。それだけだった。
スキンヘッドにして初めて気づいたこと
スキンヘッドにして、最初に気づいたことがある。
自分の頭の形である。
考えてみれば、50年以上生きてきて、自分の頭の形をじっくり見たことがなかった。髪の毛がずっと隠していたからだ。
「俺の頭って、こんな形なんや」
ちょっと面白かった。
さらに、街を歩いていると、スキンヘッドの人が目に入るようになった。以前からいたはずなのに、気づいていなかった。自分がスキンヘッドになった途端、「あ、この人も」と気づく。
人間というのは、自分が経験したことに関係するものが、急に見えるようになるらしい。
そして、「きれいに剃ってるな」「この人、似合ってるな」なんて思う。以前とは、見る側の自分が変わった。
周りの反応は、思っていたほど大事件ではなかった

職場に行くときも、最初は少し緊張した。
「何か言われるかな」「二度見されるかな」と思う。
ところが、こちらが勝手に身構えていただけだった。
「髪型変わったな」くらいの話だった。
考えてみれば当然である。みんな、自分の仕事や生活で忙しい。私の頭のことを一日中考えている人なんて、いるわけがない。
それに気づいたとき、少し肩の力が抜けた。
薄毛を気にしていた頃は、常に「人からどう見えるか」を考えていた。でも、相手はそんなに気にしていなかった。何年も悩んでいたのに、拍子抜けするくらいあっさりしていた。
自分が一番、自分の頭を気にしていた。そういうことだったのだと思う。
家族の反応は「スッキリしたな」程度だった。こちらは何日も悩んでいたのに。久しぶりに会う人も「なんかスッキリしたな」「似合ってるやん」という反応だった。
自分が思っているほど、他人は自分の見た目を気にしていない。これは、かなり大きな発見だった。大事件にしていたのは、自分だった。
3〜4日に1回、5〜10分のメンテナンス
現在は3〜4日に1回のペースでラムダッシュを使っている。慣れてしまえば5〜10分程度。朝の洗顔と同じ感覚になった。

最初は後頭部が難しかった。自分では見えない。鏡を使っても左右がわからない。最後は「まあ、こんなもんやろ」となる。完璧を目指すと終わらない。これはスキンヘッドに限らず、50代になって学んだことかもしれない。
風が吹いても「風やな」で終わり。髪型を考える時間もなくなった。毎日の小さなストレスが一つ消えた。
散髪代も変わった。自分で頭を剃るので、理髪店に行く回数が減った。まさか薄毛の話から家計の話に着地するとは思わなかった。人生、何が節約につながるか分からない。
一つ増えたこともある。
肌のケアだ。
髪の毛がなくなった分、頭皮が直接外気にさらされる。乾燥が気になるようになったので、化粧水と保湿剤を使うようになった。
まさか50代のおっさんが頭皮に化粧水を塗るとは思っていなかった。でも、やってみると悪くない。スキンヘッドにして、スキンケアに興味が出るとは。
人生、どこで何に興味を持つか分からないものだ。
それでも、ふさふさの髪を見ると「いいな」と思う
今でも、髪がふさふさしている同期を見ると「いいなあ」と思うことがある。スキンヘッドにしたからといって、髪の毛への未練が完全になくなったわけではない。
でも以前と違うのは、その後に「まあ、自分はこれでええか」と思えるようになったことだ。
「受け入れる」と「諦める」は、少し違う。私がやったのは「この状態でどう気持ちよく過ごせるか」を考えることだった。悩みをなくすことではなく、悩み続ける時間を減らすこと。スキンヘッドは「薄毛対策」というより、薄毛との付き合い方を変える方法だったのかもしれない。
50代からは「変わってしまったもの」より「これからどうするか」
髪の毛は減った。でも、気持ちは少し軽くなった。
50代になって、若い頃ほど「正解」を探さなくなった。とりあえずやってみる。これも悪くない。
そして今日も、ラムダッシュを手に取る。鏡を見る。頭を触る。「よし。これでいこか」
髪の毛はない。でも、まあ。これも悪くない。
※この記事は、50代の私自身がスキンヘッドにして感じたことをまとめた個人の体験談です。頭皮や肌の状態には個人差があります。肌に異常がある場合は、無理をせず専門家に相談してください。
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