うちの「ハゲチャビン先輩」に、後輩ができた話|宮川早生2本のドラマ

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📌 この記事はこんな方におすすめです

  • 家庭菜園でみかんの木を育てている方
  • 植えた苗木の葉が落ちて心配になった経験がある方
  • 植物との向き合い方を、実体験から知りたい方

葉が全部落ちて、枯れ木のようになってしまった宮川早生の苗木。

家族には「もう無理」と言われながらも水やりを続け、1ヶ月半後に新芽が出てきた話は、前回の記事に書きました。

(→ 前回の記事「みかんの苗木が丸坊主に。それでも水をやり続けた1ヶ月半」はこちら)

我が家ではこの苗木のことを、勝手に「ハゲチャビン先輩」と呼んでいます。

今回は、そのハゲチャビン先輩に「後輩」ができた話と、そもそもなぜ葉が全部落ちてしまったのか、あらためて調べてみたことを書いておこうと思います。

なぜ葉が落ちたのか、あらためて調べてみた

ハゲチャビン先輩が丸坊主になった時は、正直「もう終わった」としか思えませんでした。

でも、新芽が出てきたのを見届けた今、あらためて「なぜあんなに葉が落ちたのか」が気になって調べてみました。

移植されたばかりの苗木は、根から水を吸う力がまだ弱い状態です。葉っぱがたくさんあると、そこから水分がどんどん逃げて干からびてしまいます。そこで、あえて葉を落として、エネルギーを根っこの回復に集中させる。これが苗木の「自衛策」なのだそうです。

(📷 写真①:新芽が出た株元の写真)

あの時の丸坊主は、枯れる前兆ではなく、生き延びるための必然だったというわけです。

「え、もう枯れたの?」と焦っていたあの頃の自分に、教えてあげたい気持ちになりました。

ちなみにこの名前、実は発見した人の名字がそのまま品種名になっています。大正時代、福岡県の宮川謙吉さんという方の畑で、通常の温州みかんより早く色づく枝を偶然見つけたのが始まりらしいです。その一本の枝を大切に増やし続けた結果、今では全国の早生みかん農家の主力品種になっています。誰かが「あれ、この枝だけ早いな」と気づかなければ、うちの家庭菜園にこの苗木が来ることもなかったわけです。

後輩がやってきた

そして今年8月、もう1本の宮川早生を新しく植えました。

(📷 写真②:8月定植で青々とした苗木の写真)

こちらは、ハゲチャビン先輩とはまったく違います。

葉は青々としていて、実に優等生な立ち振る舞い。真夏の厳しい日差しの中でも、緑の支柱にしっかり支えられながら、順調そのものといった風情でたたずんでいます。

定植したばかりの苗木は、地中の根がまだ土にしっかり張っていません。強い風で根元がぐらつくと、伸びようとしている細い根が切れてしまうことがあるそうです。支柱は、苗木が自分の根でしっかり立てるようになるまでの、いわば「杖」の役割を果たしています。

ハゲチャビン先輩と、優等生後輩

試練を乗り越えたタフな先輩と、最初から順調な後輩。

同じ家庭菜園の土の上に、対照的な2本のストーリーが並んでいるのが、なんだか微笑ましいです。

先輩は、上の枝こそまだ寂しい姿のままですが、株元からは凄まじい生命力で新芽を吹き出し続けています。後輩は、そんな先輩を横目に、まっすぐすくすくと育っています。

これから先、どちらが先に大きく育つのか。どちらが先に実をつけるのか。そんな楽しみも増えました。

調べてみると、見え方が変わる

先輩が丸坊主になった時、私はただ「失望」していました。

でも、調べてみれば、そこには「生き延びるための必然」があった。

ただの「枯れ木」に見えていたものが、理由を知ることで、特別に愛おしい存在に変わりました。

実がなるまでには、まだ数年かかると思います。

それでも、試練を乗り越えたタフな先輩と、すくすく育つ後輩の2本なら、きっといつか甘い実をつけてくれるはずです。

我が家の家庭菜園に、楽しみな秋の予感がまたひとつ増えました。

両親の畑での農作業といえば、[キウイの木がジャングル化した話]、【家庭菜園】梅雨前の大仕事!父と挑んだキタアカリ&メークインのじゃがいも収穫記もあわせてどうぞ。


この記事を書いた人
たかじ

50代の会社員。
スーパーの店長として働きながら、節約、仕事、愛用品、家庭菜園など、実際に経験したことを記録しています。

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