ロピアに万代も滋賀へ!スーパー競争が面白くなる|小売業30年の私が楽しみにしていること

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2026年9月4日、ロピアが滋賀に進出。

そして2026年12月4日には、万代も滋賀に進出してきます。

長年、小売業の現場を見てきた私としては、このニュースを聞いて最初に思ったのは、

「滋賀のスーパー、これから面白くなりそうやな」

ということでした。

もちろん、小売業の立場から見れば、競争が厳しくなるのは間違いありません。

でも、一人の消費者として考えてみると、話はちょっと変わります。

スーパーが増える。

選択肢が増える。

価格を比べられる。

商品を比べられる。

惣菜や生鮮食品も競争が激しくなる。

そして何より、

「今日はどこのスーパーに行こうか?」

と選ぶ楽しみが増えます。

家でこの話をすると、嫁も、

「スーパーが増えるんやろ?ええやん。安くなるかもしれんし」

と言っていました。

……確かに(笑)。

長年スーパーで働いてきた私より、消費者としての嫁のほうが、このニュースを素直に楽しんでいるのかもしれません。

でも、改めて考えてみると、私自身もだんだん楽しみになってきました。

なぜなら、これからの滋賀では、

「それぞれのスーパーが、どんな強みでお客様に選ばれるのか」

を見ることができるからです。

私は、これからの滋賀のスーパー競争は、単純な「安売り競争」ではなく、

「自分たちは何で選ばれるのか」というポジショニングの競争

になっていくのではないかと思っています。


ポジショニング戦略とは何なのか

「ポジショニング戦略」と聞くと、なんだか難しそうです。

でも、考え方は意外とシンプルです。

簡単に言えば、

「自分たちは、誰に、どんな価値を提供して選ばれるのか」

を明確にすることです。

すべての商品を一番安くする必要はありません。

すべての部門で一番になる必要もありません。

「この店は○○が強い」

「○○なら、この店に行こう」

と思ってもらえる理由をつくる。

これがポジショニングだと思います。

例えばスーパーなら、

  • 安さで選ばれる店
  • 品質で選ばれる店
  • 生鮮食品で選ばれる店
  • 品揃えで選ばれる店
  • 惣菜で選ばれる店
  • 買い物の楽しさで選ばれる店
  • 地域密着で選ばれる店
  • 利便性で選ばれる店

などがあります。

全部を一番にするのではなく、

「自分たちは何が得意なのか」

をはっきりさせる。

これからのスーパーには、ますます重要になってくるのではないでしょうか。


価格競争だけではない「ブルーオーシャン」という考え方

ここで、昔一度ブームになった言葉を思い出しました。

「ブルーオーシャン戦略」

です。

簡単に言えば、

競争相手と同じ土俵で戦うのではなく、競争そのものが少ない場所をつくろう

という考え方です。

逆に、競合店がひしめき合い、価格を下げたりサービスを増やしたりしながら争う市場を「レッドオーシャン」と呼びます。

スーパーに置き換えると、

「うちは競合店より10円安くします」

「こちらはポイントを増やします」

「今度はあちらが特売を増やします」

という競争になりがちです。

もちろん、価格は大切です。

私だって、買い物をするときは安いほうがうれしい(笑)。

でも、

すべての商品で一番安いスーパーになる必要があるのでしょうか。

例えば、

  • 鮮魚が強い
  • 惣菜がおいしい
  • 肉の品揃えが豊富
  • 地元の商品が充実している
  • 高齢者でも買い物しやすい
  • 少量の商品が買いやすい
  • 家族でまとめ買いしやすい
  • 店員さんに相談しやすい

こうしたものも、お客様が店を選ぶ理由になります。

つまり、

「全部で勝つ」のではなく、「自分たちが勝てる場所をつくる」

という考え方です。

スーパーで本当に「競争相手のいない場所」を見つけるのは簡単ではありません。

だから私は、ブルーオーシャンをそのまま目指すというより、

「競合店と同じことだけをやらない」

という考え方が、スーパーには合っていると思います。

他社の強いところには学ぶ。

必要なところは追いつく。

そのうえで、自分たちの強みをさらに伸ばす。

これから滋賀で各社がどんなポジションを取ってくるのか。

小売業を長く見てきた私としては、そこが非常に楽しみです。


アメリカのスーパーを見ると、それぞれの個性が分かりやすい

アメリカのスーパーマーケットを見ていると、企業によって特徴がかなり違います。

価格を重視する店。

高品質の商品を売りにする店。

健康志向の商品に力を入れる店。

大量購入に向いている店。

品揃えを武器にする店。

もちろん、すべてのスーパーが完全に分かれているわけではありません。

それでも、

「自分たちは何で選ばれるのか」

という特徴が比較的分かりやすい。

私は、この考え方は日本のスーパーにも、これからさらに重要になるのではないかと思っています。


京都・大阪では、すでにスーパー選びが面白い

京都や大阪などでスーパーを利用すると、さまざまなタイプの店があります。

価格に強い店。

生鮮食品に強い店。

惣菜に力を入れている店。

品揃えが豊富な店。

ディスカウント型の店。

大型店。

地域密着型の店。

それぞれに特徴があります。

そのため消費者も、

「今日はあの店に行こう」

「肉を買うならここ」

「魚ならこっち」

「日用品までまとめて買うならあそこ」

と、自然に使い分けるようになります。

スーパー側からすれば競争ですが、消費者からすれば、

「自分の目的に合わせて店を選べる」

という楽しさがあります。

そして、その楽しさがこれから滋賀でも広がっていくのではないでしょうか。


万代は「日常の買い物」でどんな存在感を出すのか

万代が滋賀で店舗を増やしていけば、既存のスーパーにとっても、お客様にとっても気になる存在になると思います。

私が小売業の視点から興味深いのは、万代が単純なディスカウント店というより、

「普段の食卓を支えるスーパー」

というポジションを持っていることです。

牛乳、卵、パン、豆腐、肉、魚、野菜、惣菜、一般食品。

毎日の生活に必要な商品を、価格と品質のバランスで提供する。

そうなると、

「普段の買い物なら万代」

というポジションが生まれてきます。

滋賀でどんな売場を作ってくるのか。

どんな商品を打ち出してくるのか。

既存店とどう違いを出してくるのか。

これは、かなり興味があります。


ロピアは「まとめ買い」と「買い物の楽しさ」

一方、ロピアは少し違った魅力があります。

大容量の精肉。

特徴的な惣菜。

大型の商品。

独自性のある商品。

そして、売場を歩いていると、

「これ面白そう」

「ちょっと買ってみようか」

と思わせる楽しさがあります。

これは一般的なスーパーとは少し違う魅力です。

ロピアが強いのは、単純に「安い」だけではなく、

「ロピアに行って買い物をしたい」

と思わせるところにもあるのではないでしょうか。

週末に家族で出かける。

肉をまとめ買いする。

惣菜を買う。

面白い商品を探す。

こうした、

「買い物そのものの楽しさ」

も立派なポジションです。

滋賀のお客様がロピアをどう受け入れるのか。

これも、かなり楽しみなところです。


バローは「商品力」と「店の総合力」

バローも、滋賀県内で存在感を高めているスーパーの一つです。

私自身、実際の小売現場から見ても、バローの商品力や売場づくりには参考になるところがあります。

生鮮食品。

価格競争力。

独自商品。

店舗運営。

こうしたものを組み合わせながら、

「バローだから買いたい」

と思ってもらえる理由を作っている。

万代やロピアとは違う方向で強みを伸ばしていく。

これもポジショニング戦略の面白いところです。

これから滋賀で、各社がどんな違いを見せてくるのか。

現場経験が長い私としては、売場を見るだけでも勉強になりそうです。


イオンには「規模」という強力な武器がある

イオンも地域スーパーとは違った強みがあります。

全国規模の調達力。

プライベートブランド。

大型商業施設。

幅広い品揃え。

そして企業としての規模。

地域密着型スーパーとは違った戦い方ができます。

ここでも、

「すべてのスーパーが同じ土俵で戦っているわけではない」

ということが分かります。


これからの滋賀のスーパーはどうなる?

ここからが、私が一番楽しみにしているところです。

万代が入ってくる。

ロピアも入ってくる。

バローもすでに存在感を持っている。

イオンもいる。

そして、滋賀で長く支持されてきた既存スーパーもあります。

競争相手が増えれば、お客様の選択肢も増えます。

そして、それぞれのスーパーが、

「うちはこんな店です」

という個性を、今まで以上に打ち出してくるのではないでしょうか。

私がイメージしているのは、こんな感じです。

これからの滋賀のスーパー

万代

日常の価格・品質

ロピア

まとめ買い・肉・惣菜・楽しさ

バロー

商品力・総合力

イオン

規模・品揃え・総合的な買い物

地域スーパー

地域密着・利便性・長年の信頼

もちろん、実際にはもっと複雑です。

でも、

それぞれが違う強みを持って競争する。

そんな時代になっていくのではないでしょうか。


既存のスーパーはどうするのか

私は、

「全部を真似する必要はない」

と思っています。

万代が強いから、万代と同じ店を作る。

ロピアが安いから、ロピアと同じ売り方をする。

バローの商品力が高いから、すべて対抗する。

イオンの品揃えが豊富だから、商品をどんどん増やす。

これでは、どこかで無理が出てしまいます。

それよりも、

他社の強いところは学ぶ。

必要なところは追いつく。

そして、自分たちの強みはさらに伸ばす。

このほうが現実的ではないでしょうか。


「他社の強み」を見ることは、現場にとって勉強になる

競合店を見ていると、

「ここは強いな」

と思うことがあります。

そこで終わらせるのではなく、

「なぜ強いのか」

を考える。

これが小売業の面白いところでもあります。

商品なら、

「なぜこの商品が売れるのか」

売場なら、

「なぜお客様が買いやすいのか」

価格なら、

「なぜこの価格で販売できるのか」

惣菜なら、

「なぜこの商品を選ぶのか」

接客なら、

「なぜこの店員さんに相談したくなるのか」

競合店を見ることで、自分たちの店を考えるヒントも見つかります。

だから私は、

スーパーが増えることは、消費者にとってだけではなく、小売業で働く人間にとっても刺激になる

と思っています。


最後に差がつくのは「商品」と「人」

スーパーという商売を長く見てきて思うのは、最後はやはり、

「商品」と「人」

だということです。

どれだけ立派な戦略を作っても、売場に商品がなければ売れません。

売場が分かりにくければ、お客様は買いにくい。

商品が乱れていれば、店の印象も悪くなります。

逆に、

「この商品をお客様に届けよう」

という思いを持って売場を作る。

商品をきちんと揃える。

買いやすい売場を作る。

お客様に気持ちよく買い物をしてもらう。

こうした積み重ねが、お店の力になっていきます。

だからこそ、

本部の戦略と、店舗のオペレーション。

この両方を磨くことが重要だと思います。


「経費を削る」だけでは、店は強くならない

小売業では、経費削減も当然必要です。

無駄をなくす。

効率を上げる。

必要のない作業を減らす。

これは企業として必要なことです。

ただ、私は、

「経費を削ること」と「店を強くすること」は同じではない

と思っています。

削りすぎれば、売場を維持する力まで落ちてしまう可能性があります。

人を減らしすぎれば、商品補充やサービスに影響することもあります。

だから、

「どこを削るか」

だけではなく、

「どこを強くするために、人やお金を使うのか」

も同じくらい重要なのではないでしょうか。

商品に力を入れる。

人を育てる。

売場を改善する。

必要なところには投資する。

その一方で、無駄なところは削る。

このバランスが必要なのだと思います。


消費者にとっては、スーパー選びがもっと楽しくなる

ここまで小売業の立場から書いてきました。

でも、消費者として考えてみると、

スーパーが増えるのは、やっぱり楽しみです。

価格を比べる。

商品を比べる。

惣菜を食べ比べる。

肉や魚を見比べる。

新しい商品を探す。

今まで行ったことのないスーパーに行ってみる。

こうした楽しみが増えます。

そして競争が激しくなれば、

価格が下がるかもしれない。

品質が上がるかもしれない。

品揃えが良くなるかもしれない。

惣菜がさらに充実するかもしれない。

サービスが良くなるかもしれない。

何より、

「自分に合ったスーパーを選べる」

ようになります。

そう考えると、これは結構面白い。

嫁の、

「スーパー増えるの、ええやん」

という言葉も、だんだん分かってきました(笑)。


消費者はスーパーをどう使い分ける?

スーパーが増えてきたら、私は無理に一つのスーパーに絞る必要はないと思っています。

例えば、

普段の買い物なら万代。

肉や大容量商品をまとめ買いするならロピア。

商品力や生鮮を重視するならバロー。

品揃えや他の買い物もまとめたいならイオン。

そして、

近さや地域とのつながり、いつもの安心感を重視するなら地域のスーパー。

というように、自分の目的に合わせて使い分ければいい。

例えば、

平日
→ 日常の買い物

週末
→ まとめ買い


→ 精肉に強い店


→ 鮮魚に強い店

惣菜
→ 惣菜に強い店

日用品
→ 品揃えの豊富な店

という具合です。

つまり、

「一つのスーパーですべて買う」から「目的に合わせてスーパーを選ぶ」へ。

これも、これからの滋賀の買い物の楽しみ方になるのかもしれません。


私も嫁と一緒にスーパー巡りをしてみたい

ロピアが滋賀にやってくる。

万代もやってくる。

そして、すでにあるバローやイオン、地域のスーパーも、それぞれの強みを磨いていく。

そう考えると、

「滋賀のスーパー、これからどうなるんやろ?」

とワクワクしてきます。

小売業の人間としては、売場を見る目がどうしても仕事目線になってしまいます。

「この平台の作り方はうまいな」

「この商品をここに置くのか」

「この価格設定は面白いな」

「この惣菜、売れるやろな」

そんなことを考えながら買い物してしまいます(笑)。

一方、嫁はたぶん、

「これ安いやん」

「これおいしそう」

「こっちの店も行ってみよう」

と言っているでしょう。

でも、それでいいんだと思います。

私は売場を見る。

嫁は商品を見る。

そして二人で、

「今日はどこで何を買おうか」

と考える。

これも、これからのスーパーの楽しみ方の一つです。


これからの滋賀は「強みの競争」が面白い

私は、これからのスーパー競争は、

「どこが一番安いか」だけでは決まらない

と思っています。

万代には万代の強み。

ロピアにはロピアの強み。

バローにはバローの強み。

イオンにはイオンの強み。

そして、滋賀で長く支持されてきたスーパーにも、それぞれの強みがあります。

すべての店が同じになる必要はありません。

むしろ、

それぞれが違う強みを持ったほうが、消費者にとって面白い。

これこそが、ポジショニング戦略の面白いところだと思います。

他社の強みには学ぶ。

必要なところは追いつく。

自分たちの強みはさらに伸ばす。

商品を磨く。

人を育てる。

本部の戦略を磨く。

店舗のオペレーションを磨く。

そして、無駄は削る。

でも、必要なところまで削らない。

そうやって各社が切磋琢磨すれば、結果として、

滋賀のスーパー全体がもっと面白くなる。

そんな未来になればいいなと思っています。

最終的に店を選ぶのは、お客様です。

「この店で買いたい」

と思ってもらえる理由を作れるか。

これからの滋賀の小売業は、そんな「ポジショニング」の競争になっていくのではないでしょうか。

小売業を長年見てきた私としては、もちろん仕事目線でも興味があります。

でも今は、それ以上に、

「次はどんなスーパーができるんやろ?」

と楽しみにしています。

そして嫁と一緒に、いろいろなスーパーを見て回ってみたい。

売場を見て、商品を見て、惣菜を買って、

「この店、面白いな」

と言いながら買い物をする。

そんなスーパー巡りも、これからの楽しみの一つになりそうです。

私は売場を見る。
嫁は安さを見る。

そして二人で、

「今日はどこのスーパーに行こうか?」

と相談する。

そんな滋賀のスーパー競争が、私は今から楽しみです。

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この記事を書いた人
たかじ

50代の会社員。
小売業の店長として働きながら、節約、仕事、愛用品、家庭菜園など、実際に経験したことを記録しています。

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