【ダナーライト修理レポート】20年放置した相棒が34,540円で復活!見積もり内訳と職人の一言に背中を押された話

モノを大切にする

この記事はこんな方におすすめです
  • お気に入りの靴を修理しようか迷っている方
  • ダナーライトの修理費用を知りたい方
  • 良いものを長く使いたい方

皆さんの靴箱の奥底に、「どうしても捨てられない思い出の1足」は眠っていませんか?

私にとってのそれは、20代の頃に手に入れた「ダナーライト(Danner Light)」でした。

どこへ行くのも一緒だった相棒ですが、気づけば靴箱の奥で20年以上も放置された状態に……。

先日、意を決して修理に出すことを決意。直営店ではなく近くの靴修理チェーン店へ駆け込んだのですが、そこで提示されたのは総額34,540円という驚きの見積もり金額でした。

新しい靴が買えてしまうほどの金額に一瞬怯んだ私ですが、なぜその場で修理を即決したのか?

本記事では、ボロボロになったダナーライトの修理見積もりのリアルな内訳と、職人さんの言葉に背中を押された決断の一部始終をお届けします。

20年以上の時を経て、ボロボロの相棒と再会

先日、靴箱を整理していたときのこと。最近のハイテクな登山靴の隙間から、圧倒的な存在感を放つあのダナーライトが顔を出しました。

久しぶりに足を入れてみると、驚くほどしっくりきます。

「あぁ、私の足の形に完全にマッチしているな」と、当時の記憶が一気によみがえりました。

「またこいつと一緒に歩きたいな」。

そう思って靴の状態を確認してみたのですが……現実は甘くありませんでした。

つま先ハゲハゲ、紐もクタクタ
踵ボロボロ、ソールも寿命

紐はクタクタ、踵もボロボロ、ソールも完全に寿命。

ぼろぼろやん

いつか修理しよう、いつか直そうと思いながら、気づけば20年以上も放置していたのです。

調べてみたら、この靴は自分より年上だった

修理に出す前に、ふと「そもそもこのダナーライトって、いつからある靴なんだろう」と気になって調べてみました。

まず驚いたのが、ダナーというブランド自体の始まりです。

DANNER LIGHT | Danner | ダナー オフィシャルサイト
DANNER LIGHT

1932年、チャールズ・ダナーという人物が、ウィスコンシン州で仲間数人と低価格のワークブーツを作り始めたのがルーツなのだそうです。

当時はまだ「アウトドアブランド」でもなんでもなく、ただの作業靴工場。

その後オレゴン州ポートランドに拠点を移し、木こり(ロガー)たちの過酷な現場を支える靴として鍛えられていった、と。

「軽さが売りだからLight」だと思っていた名前の由来も、調べて初めて腹落ちしました。

当時主流だったヨーロッパ製のブーツは、頑丈だけど重くて硬いものばかり。

そんな中で「軽くて動きやすい」ことを売りにしたのが、まさにこの”Light”の名の意味だったそうです。

作業靴からスタートしたブランドが、いつの間にか動きやすさを追求する側に回っていたわけで、そのねじれ方が妙に面白く感じました。

そして本命のダナーライトが世に出たのが1979年。

世界で初めてゴアテックスを採用したブーツとして誕生したのだそうです。

雨が入らず、汗は出て行く。頼もしい靴。

しかも今も変わらず、ポートランドの工場でハンドメイドにこだわり、ダナー式ステッチダウン製法

GORE-TEX PRODUCTS meets Danner | Danner | ダナー オフィシャルサイト
GORE-TEX PRODUCTS meets Danner

いう当時と同じ作り方で1足ずつ組み立てられている、と。

自分の靴箱で20年放置されていた1足の前に、そもそも半世紀近い歴史があった。

1932年の作業靴工場から数えれば、90年以上。

しかも生産方式は当時からほとんど変わっていない。

まとめ

ダナーのルーツは1932年のワークブーツ作り。木こりたちの過酷な現場を支える靴へと進化し、1979年には世界で初めてゴアテックスを採用した「ダナーライト」が誕生。

軽くて動きやすいことを追求しながら、今もポートランドでハンドメイドにこだわる。

20年間靴箱で眠っていた自分のダナーライトには、そんな90年以上の歴史が詰まっている。

これを知ってしまうと、「たかが靴」と思っていた自分がちょっと恥ずかしくなりました。

放置していたのは私の怠慢ですが、その間もポートランドの工場では同じ製法でこの靴が作られ続けていたわけです。

時間の流れ方が、自分と靴とでまったく違う。

そう思うと、余計に「直そう」という気持ちが固まりました。

直営店ではなく、近くのチェーン店へ駆け込んだ理由

「よし、今度こそこの靴を蘇らせよう!」そう思い立った私は、すぐに修理に出すことを決意しました。

調べてみると、ダナーには公式(直営)の修理サービスもあるようです。

ただ、今回は「とにかく1日でも早く直して、また履きたい!」という衝動が勝り、アクセスしやすくスピーディーに対応してくれそうな、近くの靴修理チェーン店へ持ち込むことにしました。

靴専科 北山店(京都府京都市北区)の店舗情報・アクセス
京都府京都市北区にある靴専科 北山店の営業時間、アクセス、店舗固有のサービス情報をご案内します。京都地下鉄烏丸線「北山駅」4番出口 徒歩5分

目の前に提示された「衝撃の見積もり金額」

お店のカウンターにボロボロのダナーライトを置き、職人さんに見てもらいます。しばらくして、提示された見積もりの内訳がこちらでした。

修理・メンテナンス内容金額(税込)
クリーニング代+全体の補色11,385円
カギフック交換(1箇所)1,485円
オールソールラバー(両足)17,820円
オールソールおまかせセット(両足)2,970円
ワークシューレース(靴紐)880円
合計金額34,540円

合計を見て、一瞬「えっ……!」と息を呑みました。3万4千円超え。

高すぎる💦

ちょっとした新しい靴が買えてしまうお値段です。

「靴を愛してあげてくださいね」職人さんの言葉に決断

予算オーバーに一瞬怯んだ私ですが、対応してくれた靴の修理屋さんが、私のダナーライトを見ながらこう言ってくれたのです。

職人さん
職人さん

直せばカッコ良くなりますよ

「このダナーライト、すごくいい感じに味が出ていますね!ベースがしっかりしているから、まだまだ丈夫ですし全然大丈夫です。ぜひこれからも、この靴を愛してあげてくださいね」

自分の愛着のあった靴をそこまで褒めちぎってもらえるなんて、思ってもみませんでした。

34,540円は決して安くはありません。

でも、職人さんの温かい言葉と、さっき調べたばかりの「1979年から変わらず作られ続けている」という事実が頭の中で重なって、「ここまで来たら、綺麗に生まれ変わったこのお気に入りの靴を、もう一度ガシガシ履きこなしたい!」という気持ちが完全に勝ちました。

その場で「これでお願いします!」と修理を依頼。決断の瞬間でした。

完結編:1ヶ月後、ダナーライトが戻ってきた!

依頼からおよそ1ヶ月。

ついにダナーライトが手元に戻ってきました。

まず手に取った瞬間、思わず声が出ました。

色が、思っていた以上に濃く・鮮やかに蘇っていたのです。くたびれた印象だった革が、補色によって見事に若返っていました。

ソールも完全に復活していて、カギフックも新品同様。

靴全体がシャキッとした印象に生まれ変わっています。

さっそく足を入れてみると……踵部分にわずかな違和感はあります。

新しいソールに足が慣れていないせいでしょう。

でも、20年かけて私の足に馴染んできたあの感覚は健在で、見た目のかっこよさも相まって、久しぶりに靴でテンションが上がりました。

34,540円という決断は、間違いではありませんでした。

これからまた、この相棒と一緒にいろんな場所を歩いていきたいと思います。

【追記】履き慣らしてみて、そして新たな問題が発覚

修理から数週間、実際に何度か履いて出かけました。

最初は踵に感じていた違和感も、少しずつ馴染んできています。

新しいソールが足の形に慣れてきた感覚です。

20年ぶりに外を歩くダナーライトは、やっぱり別格でした。

重厚感のある履き心地、足元が決まる安心感。

「ああ、これがこの靴の良さだったな」と、当時の記憶が戻ってくるようでした。

実は修理から戻る前から、インナーとソールの剥離が気になっていました。

修理屋さんに相談したところ「これは無理」と言われ、一度は諦めていました。

しかし諦めきれずに調べてみると、ダナーのオフィシャル修理窓口を発見。

Stumptown Kyoto オープンのお知らせ | NEWS
STUMPTOWN KYOTO – オープン。 長く履ける、いい靴を。 アメリカのワークブーツカルチャーを発信

追加修理費用は約2万円。正直、家族会議になりました。

それでも「後悔したくない」という気持ちが勝ち、修理をお願いすることにしました。

34,540円に加えてさらに2万円。

それでもこの相棒と歩き続けたい。

1979年に生まれて以来、変わらない製法で作られ続けている靴を、私も自分なりのペースで長く使い続ける。

良いものを長く使うとは、時にそういうことだと思っています。

仕上がりが楽しみです。続きはまたこのブログでお伝えします。

長く使うことを大切にする話でいえば、スーパー店長が明かす食費節約術|値引きの裏側とチラシ発行日の狙い方にも通じるところがあります。

また、同じ「モノを大切にする」で最近だとTUMIのファスナー修理、純正じゃないものを選んで後悔した話もどうぞ。
























修理・メンテナンス内容金額(税込)クリーニング代 + 全体の補色11,385円カギフック交換(1箇所)1,485円オールソールラバー(両足)17,820円オールソールおまかせセット(両足)2,970円ワークシューレース(靴紐)880円【合計金額】34,540円

合計を見て、一瞬「えっ……!」と息を呑みました。


3万4千円超え。ちょっとした新しい靴が買えてしまうお値段です。



👨‍🔧 「靴を愛してあげてくださいね」職人さんの言葉に決断


予算オーバーに一瞬怯んだ私ですが、対応してくれた靴の修理屋さんが、私のダナーライトを見ながらこう言ってくれたのです。




「このダナーライト、すごくいい感じに味が出ていますね!」


「ベースがしっかりしているから、まだまだ丈夫ですし全然大丈夫です。ぜひこれからも、この靴を愛してあげてくださいね」



自分の愛着のあった靴をそこまで褒めちぎってもらえるなんて、思ってもみませんでした。


34,540円は決して安くはありません。


でも、職人さんの温かい言葉を聞いているうちに、「ここまで来たら、綺麗に生まれ変わったこのお気に入りの靴を、もう一度ガシガシ履きこなしたい!」という気持ちが完全に勝ちました。


その場で「これでお願いします!」と修理を依頼。決断の瞬間でした。



完結編:1ヶ月後、ダナーライトが戻ってきた!


依頼からおよそ1ヶ月。ついにダナーライトが手元に戻ってきました。


まず手に取った瞬間、思わず声が出ました。


色が、思っていた以上に濃く・鮮やかに蘇っていたのです。


くたびれた印象だった革が、補色によって見事に若返っていました。ソールも完全に復活していて、カギフックも新品同様。靴全体がシャキッとした印象に生まれ変わっています。



さっそく足を入れてみると……踵部分にわずかな違和感はあります。新しいソールに足が慣れていないせいでしょう。でも、20年かけて私の足に馴染んできたあの感覚は健在で、見た目のかっこよさも相まって、久しぶりに靴でテンションが上がりました。


34,540円という決断は、間違いではありませんでした。


これからまた、この相棒と一緒にいろんな場所を歩いていきたいと思います。



【追記】履き慣らしてみて、そして新たな問題が発覚


修理から数週間、実際に何度か履いて出かけました。


最初は踵に感じていた違和感も、少しずつ馴染んできています。新しいソールが足の形に慣れてきた感覚です。


20年ぶりに外を歩くダナーライトは、やっぱり別格でした。重厚感のある履き心地、足元が決まる安心感。「ああ、これがこの靴の良さだったな」と、当時の記憶が戻ってくるようでした。


実は修理から戻る前から、インナーとソールの剥離が気になっていました。修理屋さんに相談したところ「これは無理」と言われ、一度は諦めていました。


しかし諦めきれずに調べてみると、ダナーのオフィシャル修理窓口を発見。追加修理費用は約2万円。正直、家族会議になりました。


それでも「後悔したくない」という気持ちが勝ち、修理をお願いすることにしました。


34,540円に加えてさらに2万円。それでもこの相棒と歩き続けたい。良いものを長く使うとは、時にそういうことだと思っています。仕上がりが楽しみです。続きはまたこのブログでお伝えします。


長く使うことを大切にする話でいえば、[食費の節約術](「スーパー店長が明かす食費節約術|値引きの裏/)にも通じるところがあります。


また、同じ「モノを大切にする」で最近だとTUMIのファスナー修理、純正じゃないものを選んで後悔した話のもどうぞ。




この記事を書いた人
たかじ

50代の会社員。
スーパーの店長として働きながら、節約、仕事、愛用品、家庭菜園など、実際に経験したことを記録しています。

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