50代サラリーマン 20代への指導:アドラーの教えを学ぶ

サラリーマン生活

 

今日は、。

■我々の“褒められなかった時代”

私が社会人になった頃、仕事で褒められることなんて、ほとんどありませんでした。

上司は厳しく、叱られるのが当たり前。

・「期待をしているから叱るんや」

・「叱ってもらえるうちが華」

・「なんで時間通りにくるんや、遅い!」今なら完全にアウト

このような環境で育ち、
「なんでこんな理不尽なんやろ・・腹立つわー、もう辞めたる!」とストレスが溜まる日々。

「褒め方」も「褒めるタイミング」もわからないまま年を重ね、
私が持った部下たちに対しても、基本は叱るスタイルでやってきました。

■時代は変わった? 褒めるハードルを下げるのか?

最近では、「部下のやる気を引き出すには、褒めるのが大切」ってよく聞きます。

その通りだと思います。
ただ、進捗が悪かったり、出来がいまいちだったりすると、素直に褒められない

じゃあ、褒めるハードルを下げたらいいのか?
でも、それでいいのか…?とモヤモヤしていました。

■それでも、伝えてみた

ある日、部下の作業進捗が以前より早く、仕上がりも良かった。

少し嬉しかったので、思い切って声をかけてみました。

「今日の仕上がり、前より良くなってるね。動きもスムーズでいい感じやったよ」

すると、普段はあまり感情を出さない部下が、
「えっ、ありがとうございます!」と、少し照れながらも嬉しそうでした。

これは私の小さな成功体験。

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■自分自身も“褒めてみる”というパラダイムシフト

褒めることで部下の反応が変わる。
それだけじゃなく、自分の気持ちも少し軽くなるんです。

観点を変えるだけで、褒められるポイントって結構あるもんなんやな」と気づきました。

「褒めることができた」自分自身も、たまには褒めてあげたい。

がそれ自体少々の違和感・・

🌿 アドラー心理学における「褒める」と「感謝」

ここでアドラー登場。私の違和感に答えてくれた。

1. 褒めることについて

  • アドラーは「褒める」ことに対してやや批判的。

  • なぜなら「上の立場の人が下の人を評価する」という上下関係が生まれやすく、相手が“承認されたい”という依存心を持ってしまうから。

  • その代わりに大切にするのが「勇気づけ(Encouragement)」。

🔑 ポイント

  • 「よくできたね!」(成果を評価)よりも

  • 「頑張ってるね」「その工夫いいね」(過程を尊重)
    といった勇気づけを推奨。この感じが自然っぽい


2. 感謝することについて

  • アドラー心理学では「共同体感覚(Community Feeling)」を重要視。

  • 他者を仲間と感じ、感謝や貢献意識を持つことが幸福につながる、と説く。

  • したがって「ありがとう」という感謝は、相手を尊重し、上下関係ではなく仲間として認める行為

この感じ受け入れやすい


3. 日常での実践例

  • 子どもに対して → 「テストで100点すごい!」ではなく「勉強を続ける努力が素敵」

  • 職場で → 「売上達成してえらい!」ではなく「みんなが工夫したから成果が出たよ」

  • 家庭で → 「やって当たり前」ではなく「助かった、ありがとう」


✅ まとめると

  • 褒めるよりも勇気づける

  • 評価よりも感謝を伝える

  • 上から下ではなく、仲間としての対等な関係

これがアドラー心理学における「褒める・感謝する」の本質と説明。


🌿 アドラー流「褒める・感謝する」言葉集


1. 職場(店長 × 部下指導)

❌ NGな褒め方(評価型)

  • 「売上を達成した君は優秀だ」
    👉 評価による上下関係を生みやすい

✅ OKな勇気づけ&感謝

  • 「工夫して売場を変えたからお客様が喜んでいたよ」

  • 「毎日の仕込みを丁寧にやってくれて助かってるよ」

  • 「失敗も含めてチャレンジしてくれるのが頼もしい」

  • 「ありがとう、君のおかげでみんなが気持ちよく働けてる」

👉 成果よりも過程や貢献を言葉にするのがポイント。


2. 家庭(子育て・夫婦関係)

❌ NGな褒め方

  • 「テストで100点とったなんてすごい!」
    👉 点数という外的評価に依存させやすい

✅ OKな勇気づけ&感謝

  • 「勉強を続けた姿勢が素敵だね」

  • 「お皿を片付けてくれてありがとう、助かったよ」

  • 「意見を言ってくれて嬉しい、家族の大事な一員だね」

  • 「いてくれるだけで安心するよ」

👉 仲間意識・存在価値を伝えることが大切。


3. 自己成長(自分への言葉がけ)

❌ NGな自己評価

  • 「まだ成果が出てない、自分はダメだ」

✅ OKな勇気づけ&感謝

  • 「昨日より一歩進んだ、自分の努力を認めよう」

  • 「できなかったことに挑戦できたのは勇気がある証拠だ」

  • 「体を動かしてくれてありがとう、自分」

  • 「失敗したけど、その経験を積めて良かった」

👉 自分に対しても「評価」ではなく「勇気づけ・感謝」を。


🌸 まとめ

  • 職場 → 部下を評価せず、仲間として勇気づける

  • 家庭 → 成果より存在や努力を感謝する

  • 自分 → ダメ出しせず、進歩を勇気づける

アドラー心理学の「褒めない教育」=冷たいのではなく、上下関係ではなく共同体感覚を育てる言葉がけなんです。

■おわりに。。

”褒める”より”感謝”

また部下”というより”後輩”って感じの方が私にはあう。

そんなことに気づいた今日この頃

学生時代の部活のあの感じ

家族にもなあ感謝せんとなあ

と悟った今日この頃です。



 

 

 

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